雑誌アントレ(98年4月号)より
お客様吉田史郎様の紹介で55ページに登場させていただきました。
小生の今日迄の日々を話しており、又、今後の夢を形にして行くプランも掲げて居ります。
●他県から買いにくる常連客も。味で評判の豆腐屋の新たなる挑戦
 町の豆腐店が高級豆腐をパッケージ 通信販売で市場は全国へ広がる
 (有)三好商店 代表取締役  三好 岩雄 (大阪・八尾市)
 住宅街の中にある10坪ほどの店内では、従業員の奥さんと娘さんがせわしく動き回っている。一見すると普通の町の豆腐屋さんだ。
「お客様からおいしいって言ってもらえるのが何よりうれしい」
 20年前に八尾市で始めた三好岩雄氏が、高級豆腐作りをスタートさせたのは6年前のこと。きっかけは豆腐製造機器メーカの営業マンの言葉だった。
「スーパーの進出、後継者問題など、このままでは豆腐店は全国で3分の1になる。そういわれたんです」
 個性がないと生き残れない。そんな危機感から三好氏が決断したのが、高級豆腐の製造だった。以後、新しい機会を購入し、原料探しに全国を奔走する日々が始まる。
「正直言うと、自分でも豆腐なんて、どれを食べても同じだと思ってました。ところがいざ作ってみるとぜんぜん違う。一口でわかるんです」
 
三好氏はこの高級豆腐を、自社ブランド『河内庵』として売り出した。評判が評判を呼び、遠くは奈良や神戸からも常連客が来るほどになる。
「でも、やはり店売りには限界がありました。そんなとき岡山で豆腐を通信販売をしている会社があると知ったんです。最初は、料金回収の点など私も心配してたんですが、話を聞いてみると、回収率は100%だという。ぜひやってみたら、と」
再び通販のため研究が始まる。パッケージ製品をどうするか。保存期間を伸ばすために製造過程は。パッキング材料はどんなものがいいか。用途は主として贈答用にした。
「最初はポスティング、次に新聞の折り込みチラシ、しかし反応が悪い。悩んだ末、高級感のあるカタログを作ってみたんです。そうしたら、反応が大きく変わった」
 初年度の注文は約30件。ところが去年の暮れだけで、350件の注文が来た。ほとんどクチコミで、送り先は北海道から九州まで全国に広がっている。リピート客も多い。
「私の試みが、全国の豆腐店の底上げ活性化につなげる事が出来ればうれしい。やってみたい人には、いくらでもお教えしたいと思っています」
Before 普通の豆腐屋さんが高級豆腐作りに挑む
創業時は年中無休。店は家族に任せ、車で団地などを回った。片道で125Km1日に1000丁以上売り歩いた。当時外売りで売り上げの7割をしめていたという。高級豆腐作りは、こうしたやり方を変え、固定客を作るための戦略でもあった。
Now 通信販売を開始し前年比の150%の成長を記録
4年前に豆腐の通信販売を実施している岡山の会社と出会い、通販を進められる。パッケージの保存期間を伸ばす為のノウハウを研究し3年前から通販を開始。広告やPRでも改善を重ね昨年は前年比150%アップの売り上げを記録。急成長中。
Future 豆腐店、豆腐料理店、研究所の3つが入ったビルを
  昨年はテレビ朝日のニュースステーションにも取り上げられた。今後はまず通信販売商品のバリエーションを拡大させる5年後をめどに現在の店舗を立て替えて、「1階を豆腐・総菜・こだわりの無添加食品の販売店、2階を豆腐料理店、3階をギフト店」と新しい豆腐の作りの為の研究所が入った建物にしたいそうだ。高級豆腐作りは、以前から大学の研究者らも巻き込んだ本格的な研究を進めてきた。最近ではアメリカ産の大豆の調査も始めている。